ここはどこ?

[workshop archives]から旅先での犬の写真、と思いきや、なんと猫も一緒。さて、これはどこの町でしょう?
これは屋根の上、というのがヒントです。
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1988年トルコへの旅

息子のエジプトの写真を登場させたついでに私のトルコの旅の写真を[workshop archives]から引っ張り出してみました。「ワークショップ」3人が交代で出かける建築旅行は82年アメリカ4カ月、それ以降は1カ月ずつで85年イタリアそして88年がトルコ。ちょうど今頃の季節でした。大韓航空でパリ乗換のはずだったのですが、パリで荷物が出てこないアクシデント。くるくる回っている荷物がひとつずつ減って最後は誰もいなくなってしまう淋しさ。あれはいまだに忘れられません。急遽パリに2泊して荷物はなくても旅は出来ることを学習しました。都合が悪くなると英語を話さない航空会社職員を相手に電話でやり取りして、荷物が済州島からパリに向かっていることが分かった時はうれしかったなあ。建築の写真もたくさん撮っているのですが何故か行方不明。イスタンブールの街の食べ物ともっと小さな町での食事です。懐かしいなあ。あの頃はスライド用の高価なエクタクロームを使っていたので、一枚一枚考えながら撮っていましたが、食べ物や動物もけっこう被写体にしていました。
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陽だまりのハヤ

陽だまりのハヤ。この前の土曜日、昼前までは、寒い、という感じの曇天だったので、突然の陽ざしは、みんなうれしかったようです。こうして見ると小さな生き物なのだなあ。
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[シャトー・メルシャン]ワイン棚

[シャトー・メルシャン|ワイン・ギャラリー]。ここで生まれたワインを陳列する棚。ラベルがわかるように1本は立てて、残りは寝かせて置くようにデザインしました。休日は売れすぎてすぐ空になってしまうため、少しでも多く並ぶように、全部立てられています。大切なワインが空間の中心になるように、ここに自然光が間接的にふりそそぐ設計になっています。
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蠛蠓

また虫々熟語。読めませんよね。「まくなぎ」、なんとも言えない語呂あいの言葉。「うたの動物記」が初見でしたが、夏の季語で、ヌカカなどと呼ばれるような小さな蚊のことなのだそうです。蠓、蠛あるいは蠛蠓と漢字で表すと確かに虫ですが、目の前に確かにいるのだけれども捉えようのない存在ということなのでしょう。日本語は面白いなあ。寒かった曇り空に陽がさして気持ちのいい秋の午後になりました。風に揺れる儚げな葉影。「まくなぎ」とは違うけど。
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秋に想う

塩山駅の錆びた退避線の向こうに猫の背中。土手に潜む獲物とひとしきり遊んだ後、暫くじっと佇んでいました。何を想っているわけでもないのでしょうが・・・。気温急降下。突然の晩秋ですね。
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蟾蜍

読めるかな?二週前の日曜の「うたの動物記」に登場したヒキガエル。蟇蛙なら読めそうだけれども蟾蜍はねぇ。ヒキガエル科ヒキガエル属Bufo japonicus。三鷹の家の近所でも西新宿の事務所の近所でも姿をよく見かけます。動きが遅くて動物として認識されないのか、犬や猫とは仲良しですが、自動車は苦手で無残な姿になってしまうことも少なくありません。しっかり雨が降って喜んでいるだろうなあ。
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ちいさいおうち

今年最後の酷暑の中、中央区役所界隈を歩き回わる用事があったので、ランチは「かつ銀」の「勝つ丼」と決めてからだを励ましました。「かつ銀」はビルに建て替わっていましたが、途中の裏道には昔のままの酒屋がしっかりと残っていました。日本版「ちいさいおうち」ですね。この絵本、好きだったなあ。虎が竜に勝ったのは「勝つ丼」のおかげかな、と書くはずだったのですが、投手戦の挙句の笑ってしまうサヨナラ負けになってしまいました。相手が読売でなかったのが不幸中の幸い。久保の報われなかった好投を褒めてあげましょう。
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デイ・ベッドの朝

暫くウェグナーを寝床にします。背もたれを上に持ち上げると座面が拡がり、そこそこの寝床に変身。寝心地は悪くありません。ハヤをお腹のところにかかえてPeter,Paul & Maryを聴きながらぐっすり。夜中にお腹をすかせたクウに起こされたほかは熟睡。フクは自分のソファで眠ります。中庭がゆっくり明るくなり始めた頃、目覚め。いい夜でした。
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この場所から

住宅のリフォームの打合せで祖師谷に出かけました。地図を見ると塚戸交差点の近く、ということは懐かしい「大嶺マンション」がまだ残っているかも、と足を伸ばしてみました。三十余年前、大学の仲間7人で借りて勉強会などの拠点としていた鉄骨3階建てのアパート。後にそのうちの3人がそこを根城とするようになり、設計事務所「ワークショップ」を開設するきっかけとなった場所です。1階にはその当時自動車修理工場があって、「冒険者たち」のようだと、私たちは胸をときめかせていましたが、どう見てもかっこよさとは無縁の安アパートでした。塚戸交差点やそのまわりの街は三十年の歳月なりの変貌を遂げていましたが、建物そのものは当時のままで、いろいろあって林檎とスープだけを食べていたことや犬(当時から好きだった)のニッパーの等身大の置物のことなどを思い出してしまいました。「熱いリフォーム」にしないとな。
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[シャトー・メルシャン]葡萄棚

[ワイン・ギャラリー]の見どころのひとつが葡萄棚です。周囲の葡萄畑の棚を支える「束杭」よりはかなり太めの鋼管が林立します。この林立は建物の内部にまで連続し内部では構造の一部になっています。葡萄はもちろん「甲州」。3年ほどで中庭全体を覆い尽くす予定です。竣工時期の影響で植物にはあまりありがたくない真夏に植えられて苦戦していましたが、ここまで伸びてきました。ワインを楽しむテーブルが中庭全体にひろがるのが楽しみです。
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エジプト 虎

エジプト旅行から戻ってきた長男の写真。けっこうよく撮れているのがうれしい。旅の臭いのようなものも少しは伝わってきます。あまり目にしたことのないアングルのピラミッドの写真。大きいんだなあ。菓子のショー・ウィンドーに映り込んだ街の情景も面白い。やはり虎キチの息子が帰国するころから虎はやっと目覚めました。中盤明らかに体調不良だった能見がなんとか七回を抑え切り、代打金本の根性と神様桧山の一打でなんとか一点を得、絶好調久保田よれよれ藤川と繋いで読売に辛勝しました。犠打の巧い平野が三度も失敗するなど虎はコチコチ。読売のコチコチに救われました。埼玉西武とソフトバンクの優勝争いもコチコチ泥試合。やっぱりたいへんなんだなあ。最後まで目の離せない観戦でしたが、勝ったからよかった。これで、竜と1.5差。
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photo by Moto Kinoshita
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photo by Moto Kinoshita

猫の朝

秋の気配になって気持ちいい朝。まだ仔犬も起きてこないし、のんびりくつろいでいます。
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川風に誘われて

まだ暑い酷暑の夕暮れ、築地の裏手を抜けて隅田川沿いを湊町へ。下町情緒をまだところどころに留めた街は、異質な再開発で分断されています。地上げが塩漬けになり錆ついた駐車機械と廃屋が残された街区もあり、夕闇に包まれた湊町は妙に静かで相当に暗く、その分対岸のタワーマンションの灯りがより華やかに目に映ります。そんな街の地図なしでは辿り着けない、なんでもない路地に、蕎麦懐石の「はなれ」。京橋の「流石」の離店。ぴたっとはまっていました。山葵だけでいける蕎麦掻きが絶品。街は変わっていくのだなぁ。
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ひとりにしないで

誇り高き犬たちが続いたところで我が家の仔犬も登場。おかあさんのお出かけを見守るハヤ。出かける前のひとときの密着行動が一番たいへん。置いて行かれることがほぼ確実となると中庭にまわって格子戸の隙間から示威行動を繰り返します。この写真はもうほとんど諦めかけたところ。遠くに行ったらしいのはすぐに解るらしく、諦める時は早い。近くにいる時は玄関のほうでずーっと待っています。昨日の犬とは風格が違うけれども、かわいい。
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なくなれ国境

犬主演の広告が登場した勢いで「おとうさん」も登場させてしまいましょう。これもよくできたコピーだなぁ。人間には国境はなくせない、と読むのだろうな。
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courtesy of softbank

犬に学ぶ

居住空間デザインコースの講師仲間渡辺康さんが天野祐吉さんのブログに載っている「犬に学ぶ」を教えて下さいました。ラブラドールと芝、絵になっていますが、コピーがなければただの写真。新聞見開きの広告だったそうですが、見落としていました。見事な意見広告です。この世界も面白そうだな。
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courtesy of amano.blog

秋 秋山 秋刀魚

風も気持ち良かったので朝から中庭でパソコンを開いて一仕事。気分よくすいすい。デスクのまわりに屯している雑念にまったく手が届かない環境がいいのかも。たまっていたメールにもゆったりと返信。英語のビジネスメールにはちょっと手間取りましたが・・・。音楽はDylanのお蔵入り曲集No Direction Home。グラスには冷たいPrince Of Wales。空には飛行機、電線には鴛鴦ならぬ山鳩。ハヤはずっとお昼寝。フクは足下だったり、仲間の餌をつまみ喰いしたりウロウロ。不喰芋すくすく。
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遅いランチに冷たい白を合わせて一息入れて、懲りずに虎観戦。手負いの虎は新人秋山の初完封、初打点でなんとか息を吹き返しました。将来が楽しみな新人です。お隣からの産直秋刀魚のお裾わけで夜は決まり。秋ですね。

秋空颯爽暗転

[doghouse]でゆっくり過ごす秋の一日。前半は爽やか。中庭でストレートのダージリンを傍らに新聞を読むなどしていると、まわりから聞こえる音はいたって平穏。幾種もの鳥の囀りにまじって時折聞こえてくる人口音は飛行機。真上を見上げるとそのうちに姿も現れます。遥か上空を往くジェット旅客機は美しい飛行機雲を残すこともあります。それらのほかの近くの調布飛行場を使う軽飛行機は瞬く間に視界を通り過ぎます。戦闘機ではない、幸せ。昼を過ぎると重い猛暑がぶり返し、喘ぎ始めた犬たちを想い量ってクーラー・モードで虎を観察。メッセンジャーの快投を守護神で不意にしてしまって、爽やかな秋はどこかに消えてしまいました。久しぶりにつくった晩御飯も、長男がエジプトで一人欠けているせいか、量が多過ぎるうえ塩加減が杜撰。さすがに食べ疲れました。娘の好物のビシソワーズの、味は、受けました。終わってみればいい一日、かな。
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十二社のガネーシャ

事務所近くの南インド料理cochin nivas。人気なのかランチタイムに満席のことがときどきあります。待っている時に目にとまった入口脇のガネーシャ。秋の新メニュー「豆とズッキーニのカレー」もおいしかった。もうすぐ十二社熊野神社の祭礼です。
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秋の風立つ

山梨県建築文化賞の審査立会で勝沼[シャトー・メルシャン]へ。平日の昼下がりにもかかわらず、[テイスティング・バー]が賑わっていたのにびっくり。秋の風が心地よく抜けていく中庭で暫し腰を落ち着けました。遠くの山並みを背景に、ゆったりと空を舞う鳶、数羽で群れながらめまぐるしく上昇下降を繰り返す名も知れぬ鳥。暑さをすっかり忘れさせてくれる風に頬を撫でられながら、ゆっくりと時が流れて行きました。私の写真では風は見えない・・・かな。
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[doghouse]に戻った時、竜を1点差で追う虎は9回裏2アウト無走者。そこからドラマが始まり桧山で同点。11時半までかかって結局引き分けに終わる泥試合をじっくりと楽しんでしまいました。野手を使い果たし投手が外野を守ったのはご愛嬌。打者が変わる度に左翼右翼と位置を変え球を避けて難を逃れました。そう言えば草野球では一番守備の危ないヤツが右翼だったなあ。首位死守。いい一日でした。

不喰芋 雨

久しぶりの雨に[doghouse]の不喰芋Alocasia odoraもいきいき。気温もぐっと下がって、ほっと一息の九月の一日でした。くわずいも。漢字ではこう書くのですね。たまたま朝日にも日経にも載っていた田中一村の奄美を描いた絵「不喰芋と蘇鐵」で学習しました。
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シャトー・メルシャン

勝沼のワイナリーは正式名称は[シャトー・メルシャン]に落ち着きました。遅ればせながらworkshopホームページにもアップいたしましたのでご覧になってください。左の建物が[シャトー・メルシャン|ワイン・ギャラリー]。右に見える木造建築が築100年の[シャトー・メルシャン|資料館]。新旧建築の間にぶどう棚が架かります。
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photo by Isao Imbe

[シャトー・メルシャン]
TEL 0553-44-1011
9:30-16:30
火曜日定休
ネットで住所検索する時は
[シャトー・メルシャン|ワイナリー]:山梨県甲州市勝沼町下岩崎1425-1
[シャトー・メルシャン|ワイン・ギャラリー]:山梨県甲州市勝沼町下岩崎1110

浜歩きから 

横浜歩きで出会ったどこか懐かしい空間。飲食店の導入部なのですが、絵になっていました。四角く割られた固い街から、異空間をすり抜けて、その先にどんなお店があるのでしょう。思わず引き込まれそうになってしまいました。中身がしっかりしていれば、これはこれで、いいかも。
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ちょっといい一日

大学生の息子と二人で勝沼のシャトー・メルシャンへ。ワイナリー・ツアーを実際に体験し、ワイン・ギャラリーで「客として」テーブルにつき、ワインを楽しんできました。予想以上の混雑ぶりに、ほっ。
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すくすく伸び始めた「甲州」。ブドウ棚は3年で完成の予定です。右は説明付きで見学した垣根式の祝村ヴィンヤード。シャルドネとピノ・ノアール。
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ちょっと心配していたランチ・メニューも先ずは及第点。北信シャルドネ、桔梗が原メルロー、城の平カベルネ。このテイスティング・セット¥1,000はお買い得です。満足。二人とも10種類強を試飲?しました。
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帰りは大月の「吉田のうどん」で一服し、団体専用列車をやり過ごし、「ホリデービューやまなし」にも乗って、calvetでしっかり締めました。息子と楽しむワインの一日、感無量でした。虎もデーゲーム10連敗を止めたし、よかった。よく飲んだな。

BankART Yokohama

高校同級生3人で横浜関内で久しぶりの一献。大学時代を過ごした懐かしい街だけれども、今は少し遠いので、ちょっとした旅の気分。建築としては好きになれない横浜美術館で印象派の絵を眺めた後、みなとみらいから港を歩いてBankARTへ。歴史の層がところどころに顔を出す街。暑かったけれどいい散歩でした。BankARTの海側にあるbus barの遊び心もなかなか。2時まで開いているとのこと。いい街だな。
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cirrocumulus うろこ雲

ずっと続く猛暑の昼下がりの青い空にふーっと浮かんだうろこ雲。見ているうちに模様の輪郭が薄れていく儚げさ。いわし雲、さば雲の異名も含めて秋の季語、の割に秋の気配は僅か。固く言うと巻積雲だそうだけど、絹積雲と書くとちょっとは、いいかな。学名みたいなcirrocumulusのほかの名前が英語にあるのかな。うっかり写ってしまった十二社の高層住宅は邪魔だな。
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the sky tree growing

都心の51階からのスカイライン。スカイ・ツリーがどんどん伸びています。
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opening Katsunuma

シャトー・メルシャン勝沼ワイナリーのオープニング・セレモニー。創り上げた建築が育ち始める日。シャープに仕上げた樽貯蔵庫が見事にパーティ会場に変身。集まってくださった方々の笑顔がうれしかった。まだラベルのない新しいソーヴィニヨン・ブランが特にいけました。
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summer Sometime

年末Sometimeの顔ぶれで夏のSometimeへ。ほぼ満席だけのことはある質の高いライブでした。ピアノの福田重男、よかった。35周年だとか。家の近くにこんなライブハウスがずっと続いているのは幸せです。
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kinoshita
木下道郎 ・ 建築家
詳しくはworkshop-kino.com

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