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■岡田信一郎
藝大の退任展に行った。ハイサイドライトがある天井の高い純白の空間にさぞかし費用がかかただろうと感心する巨大抽象オブジェが並ぶ2階が北川原温。備品の椅子や机で構成された薄暗い空間でレクチュアの動画を映写する1階がトムヘネガン。現代建築を俯瞰するトムの始点が記録されたカタログspeculationsをゲット。ザハをlandという章に収めてしまうところが大人だ。西洋的視点の近代建築史としてはかなり視野が広いと言える。会場は藝大美術館陳列館。建築の設計は岡田信一郎1929年。1986年にワークショップとしてリノベ設計したHeartlandつた館は彼の作品。私が通っていた頃の日比谷高校もそうだったそうだ。どちらも現存せず。意外な縁。そう言えば「探検バクモン」で今の日比谷高校の授業風景を見たがあの頃との共通点が少なくないことに驚いた。
kinoshita
2019/01/22(Tue) 08:00:01
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