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居住空間コース

photo by S.Hashi

居住空間コースでの実践に基づく「宮脇檀 手で教える 教育者 宮脇檀へのオマージュ展」を遍く巡回している「宮脇檀 手で考える 建築家 宮脇檀のドローイング展」に合体させた展覧会が日大生産工学部で開かれている。居住での設計教育の密度の濃さが視覚化されている。オープニングに合わせたシンポジウムは居住OGの新建築住宅特集編集長西牧厚子さんが仕切った「穴が開くほど見る─建築写真から読み解く暮らしとその先 宮脇檀特別版」。宮脇さん亡き後居住を率いてきた中村好文、居住OGの鍋島千恵に阿部勤、藤村龍至を加えた4人が選んだ映像を睨みながらのトークは興味深かった。その後の懇親会で盛り上がった後の居住製図室での飲み会こそ居住、いい時間だつた。日大のなかでの居住の存在意義が表現された展覧会になっていると思うが、それを言葉に置き換えなくてはいけないと思っていたら、居住空間コースの創設に関わられた元生産工学部教授浅野平八さんのブログに的確な文章が載せられていた。ぜひご一読いただきたい。今となっては、厨房、椅子、照明器具、書籍がある居住製図室がやはり要、ということだろう。


kinoshita
2018/10/01(Mon) 08:00:04

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